国際社会で北朝鮮の人権実態を告発してきた脱北者申東赫(シン?ドンヒョク)氏が、自伝「14号収容所脱出」にいくつかの間違いがあることを認めた。 申東赫氏の自伝「収容所に生まれた僕は愛を知らない」の英語版の表紙 残酷な拷問を受けたのは事実 米ワシントンポスト紙は17日、申氏の自伝を執筆したで元ワシントンポスト記者のブレイン・ハーデン氏の言葉を引用しながら、「申氏が残酷な拷問を受けたのは事実だが、いくつかの事実の間違いがあった。これによって混乱をもたらしたことを彼は申し訳なく思っている」と伝えた。
イスラエル訪問中の安倍晋三首相は19日午前(日本時間同日夕)、エルサレム市内のホロコースト(ユダヤ人大虐殺)博物館を視察し、平和に向けたスピーチを行った。スピーチでは差別と戦争のない世界の実現に向け、積極的に貢献する決意を表明。戦後70年に絡み首相を「歴史修正主義者」とレッテル貼りする勢力の批判を払拭する狙いもありそうだ。 「ハショア・レオラム・ロー・オッド」 首相はスピーチでヘブライ語を使い「ホロコーストを二度と繰り返してはならぬ」と訴えた。第二次世界大戦中、ユダヤ人難民6千人に「命のビザ」を発給して救った日本人外交官・杉原千畝(ちうね)にも触れ、「彼らの勇気に私たちは倣いたい」と強調。スピーチ前には、犠牲者600人の写真が飾られた「名前のホール」など博物館内を約1時間半かけて視察した。 同博物館の視察とスピーチはエルサレムを訪問する各国首脳にとって「親イスラエルを示すための恒例行事」(
タイのプラユット暫定首相が近く来日する。安倍晋三首相との首脳会談などが行われる予定で、日本はタイがミャンマーと共同開発するダウェイ経済特区(SEZ)開発支援を表明する予定だ。しかし、同特区開発は資金のめどさえたたず、タイ、ミャンマー両国は日本への丸投げを狙う。日本もそろそろ従来のばらまき姿勢を見直すときだろう。(フジサンケイビジネスアイ) タイは東南アジア諸国連合(ASEAN)のなかで日本からの投資を最も多く受け入れている。一方、タイの貿易相手国では中国が最大のお得意様だけに、経済面でタイは、中国と日本との間でバランスをとってきた。そのバランスが最近、崩れている。 日本はこの数年、タイ縦断高速鉄道の建設計画を提案してきた。インフラ輸出に力を入れる安倍首相は、昨年11月のミャンマー・ネピドーで行われた首脳会談でも、プラユット首相に鉄道建設を売り込んだ。
歌手の沢田知可子さんのヒット曲「会いたい」の歌詞などを無断で改変され、アルバムとして発売されたことで精神的苦痛を被ったとして、同曲の作詞を手がけた沢ちひろさんが発売元の「ヤマハミュージックアンドビジュアルズ」(東京)と音楽プロデューサーを相手取り、200万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に提訴したことが20日、分かった。同日開かれた第1回口頭弁論に同社側は姿を見せなかったが、争う姿勢を示している。 訴状によると、同社は昨年7月に沢田さんのニューアルバムを発売。「会いたい」も収録されたが、もともとの歌詞にはない一節が冒頭に挿入されて歌われ、タイトルも歌に参加した男性ボーカルユニットの名前を無断で付け加えた形になっていたという。 同社は沢さん側の指摘を受け、1週間後にアルバム販売を中止。「会いたい」のみをアルバムから外し、9月に再発売した。沢さん側は「著作物に対して敬意を払わない被告の態度に
安倍晋三首相が20日午前(日本時間同日夕)イスラエルのエルサレム市内で行った記者会見の詳報は以下の通り。 【イスラム国による日本人殺害予告】 人命を盾にとって脅迫することは許しがたいテロ行為であり、強い憤りを覚える。2人の日本人に危害を加えないよう、ただちに解放するよう強く要求する。 政府全体として人命尊重の観点から対応に万全を期すよう指示した。今後も国際社会と連携し、地域の平和と安定のために一層貢献していく。この方針は揺るぎない方針であり、変えることはない。 過激主義が国際社会にとって大きな脅威となっている。卑劣なテロはいかなる理由でも許されない。断固として非難する。今後とも人命第一に私の陣頭指揮のもと、政府全体として全力を尽くしていく考えだ。 2億ドルの支援は、避難民が命をつなぐための支援といってもいい。避難民が必要とする医療サービスや食料をしっかりと提供していくことは日本の責任だ。国
米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は18日、北朝鮮の人権侵害の実態について証言してきた著名な脱北者の申東赫氏(32)が、自身の経歴の一部を訂正し、謝罪したと報じた。 申氏はこれまで、完全に統制された政治犯収容所「14号管理所」で生まれ育ち、20代前半で脱出したと証言。体験を描いたドキュメンタリー映画も製作され、注目を集めた。だが最近、北朝鮮で暮らした時期の大半は、比較的統制の緩い別の施設に収容されていたことを明らかにしたという。 申氏は、北朝鮮による人権侵害を認定した国連調査委員会にも証言している。政治犯収容所の存在を否定する北朝鮮側は、証言は全面的に偽りだと反論している。 申氏は同紙の電話取材に「告白すれば北朝鮮の人権(侵害を追及する)運動に打撃を与えると知人たちが恐れたため、ためらってきた」と述べ、謝罪した。(共同)
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