外湯(日帰り入浴)の数が日本一の信州で、 タオル片手に、あちこち温泉を巡るのは何とも楽しいものなのである。 今回は信州の北西端に位置する、小谷村の温泉を紹介しようと思う。 小谷と書いて(おたり)と読む、北アルプスの麓の村である。 (ちなみに、『村』の数も長野県が一番多かったはず) 新潟県糸魚川市との県境にあり、平地は2%しかない。 2%だ。なんとインパクトのあるパーセンテージだろうか。 つまり、98%が斜面なのであるから、当然、自転車など使い物にならない。 ママチャリの普及率はほぼ0であろう。 ママチャリなんかで坂を一旦下ったら最後、登れない。ママチャリでヒルクライムができるか想像してもらえれば、分かっていただけるかと思う。北アルプスの麓の村の斜度をナメてはいけないのだ。 おまけに冬は豪雪地帯であるから、自転車どころか、自動車でさえ危険極まりない。 カーブとアップダウンしかない細い道しかな