連載28【不安の正体――アベノミクスの是非を問う】 ▼消費の低迷は国民の所得が減っているからなのか? 「アベノミクスはもう終った」 最近の消費の低迷について、マスコミは「アベノミクスは失敗」と結論付け、繰り返し報道しています。彼らの言い分によれば、国民の所得が減っているから消費が増えないのということらしいのですが、次のグラフを見ればそれが真っ赤な嘘であることがわかります。 ⇒【グラフ】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1063936 グラフが示すとおり、会社に所属して働いている国民全員の所得である「雇用者報酬」は右肩上がりに増えています。アベノミクスによって、国民の所得と雇用は確実に改善しているのです。 このような状況にもかかわらず、2014年度の第1四半期以降、消費は低空飛行を続けています。所得は増えているのに消費が増えない。その原因は、