うつ病やタバコ依存はネアンデルタール人から? ITmedia ニュース 2月24日(水)18時14分 写真を拡大 論文のアブストラクト 米ヴァンダービルト大学の研究者チームが英Science誌で発表した論文によれば、現代人にみられるうつ病を含む気分障害やタバコへの依存など12の体質は、混血相手のネアンデルタール人から受け継いだ遺伝的形質だという。 旧人類であるネアンデルタール人(旧ホモ・サピエンス)と現生人類の新ホモ・サピエンスは、一気に交替したわけではなく、共存している期間があった。氷河期にあたる5万年ほど前のヨーロッパでは、両者は隣り合って、あるいは混住して暮らしていたと考えられている。その際に混血が起こり、ネアンデルタール人の遺伝形質が現生人類に取り込まれたことは、遺伝子の解析ですでに明らかになっている。 同大学の研究チームは、取り込まれた遺伝形質がどのようなものかを調べた。その