プロサッカー界を目指す生徒が集まる私立高校で、肝心要のサッカー部員たちが「大量転校」してニュースになっている。新聞やスポーツ紙は異例の事態と報じるが、その裏には、かつて問題を起こして警告を受けた監督の存在があった。 【写真を見る】パワハラ疑惑のある上船前監督 66人が転校するハメに *** 秋に行われる全国高校サッカー選手権大会の予選。夢の晴れ舞台である来年1月の決勝戦に向けた戦いが各地で始まろうとする矢先、ある出場校で大量の転校劇が起きた。舞台は兵庫県相生市に本校を構える広域通信制の相生学院高校。 同校サッカー部は「プロサッカー選手の養成」を活動方針に掲げ、淡路島を拠点に全寮制で活動する。スポーツ紙デスクによれば、 「現在J1リーグ首位のヴィッセル神戸に所属する日高光揮選手(20)を育てた新進の注目校で、今年夏のインターハイでは県予選で準優勝。10月に始まった全国高校サッカーの兵庫県予選