まず、お茶の葉の細かさが違うのがわかるかと思います。 製造方法も全く違いますよね。 「粉茶」は、煎茶と同じ製造工程で、お茶の葉を「葉」と「茎」の部分を切断するときに出る「粉」を集めたものになります。これを「出物(でもの)」ともいいます。そのため、お湯に溶けません。お茶を淹れるときは、網目の細かい深むし用の急須を使用するか、茶こしにお茶の葉を入れ、湯飲みの上にセットし、お湯を注いでお召し上がりください。 一方、私たちが一般に「粉末茶」といっていますが、「インスタントティー」と「粉末茶」というのも、厳密にいうと別物になります。なんだかややこしいですよね。 「インスタントティー」は、茶葉を抽出した液体にデキストリン等を添加し、乾燥させて作ります。このためお湯に溶けます。 乾燥方法には、「真空乾燥法」、「凍結乾燥法(フリーズドライ製法)」、「噴霧乾燥法(スプレードライ製法)」があります。フリーズド