10年3月に大学を卒業して臨床研修を受ける研修医のうち、09年度まで義務付けられていた7診療科(内科、外科、救急、産科、小児科、精神科、地域医療)を必修で経験する人は約3割にとどまることが、18日開かれた厚生労働省医道審議会部会で報告された。臨床研修制度の見直しで必修が3科目(内科、救急、地域医療)に減ったためだが、基本的な診療能力が育たなくなるとの懸念も出ている。 新人医師が2年間受ける初期臨床研修は、10年度から必修科が減らされ、弾力的にプログラムを組めるようになる。専門性を高めると同時に、大学病院の医局(診療科)の人材確保につながることを期待しての措置だ。 厚労省のまとめによると、全国1052カ所の研修病院が準備したプログラムは、従来通り7診療科必修が434、それ以外(必修が3~6診療科)が990。内定者7875人の29%が7診療科必修、71%がそれ以外を選んだ。医師不足解消を狙って
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