Online ISSN : 1884-3921 Print ISSN : 0549-4192 ISSN-L : 0549-4192
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In the study of comparative politics, we need a theory that is applicable in analyzing of a ‘political change’ or ‘institutional change’. This article attempts to gain a view of such comparative politics theory, focusing on ‘ideational approaches’. Through the review of existing various ideational approaches in political science, this article argues the potential of ideational approaches for analy
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樋口陽一・大嶽秀夫「戦後民主主義・コンフォーミズム・天皇制」、『法律時報』61巻6号、1989年。 シリーズ・大嶽秀夫を読む(58)。 この対談は、樋口陽一との二度目の対談である。なお、大嶽と樋口の関わりについては、このエントリを参照。 大嶽の「政治」概念が、政府レベルだけでなく、「社会のなかの政治」にまで拡大されたことは以前述べた。後年の大嶽の言葉でいえば、 「筆者の研究の出発点は、狭義の政治現象を超えた、経済的活動の場における権力作用への強い関心にあった」(『20世紀アメリカン・システムとジェンダー秩序』x-xi頁)ということである。このように、大嶽の研究は当初から、大企業の経済権力、すなわち「社会のなかの政治」への視角が含まれていた。 ただ、こうした「社会における政治」への視角は、当時の政治学にとって(あるいは現在も)、必ずしも一般的ではなかったことには、注意が必要である。むしろ伝統
シリーズ・大嶽秀夫を読む(44)。 後に加筆修正のうえ、『戦後政治と政治学』(以下「同書」という。)の第I部第5章に収録された。 既に触れてきたように(参考1・2)、同書には戦後政治学を批判する側面だけでなく、これを継承する側面があることは重要である。この観点からすれば、神島二郎を扱った本論文でも同様に、そうした継承の側面を指摘することができる。 そうした継承の具体的内容を見ることも重要だが、ここでは問いを一歩進めて、「なぜ大嶽は神島を批判しながらも、継承しているのか?」ということを考えてみたい。そして実は、この継承のロジックの中に、大嶽の採用する方法――パターン認識――の特徴が現れているように思える。 大嶽の神島への批判は、その民俗学的方法の実証性への疑義が中心である。例えば大嶽は1979年で既に、「検証の可能性という配慮から全く自由に理論構成を試みた」業績の一つとして、神島の論文「磁場
Until recently in Japan, theories of “domination” (shihai), “conflict” (toso), and “autonomy” (jichi) have been the most utilized conceptual tools in political science research. However, when one applies these theoretical constructs in an attempt to analyze actual political phenomena as they exist in society, there are inevitably things which cannot be adequately explained by these models. In the
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