バックパッカーのようにアジア各国を飛び回ってきたITライター・山谷剛史さん。新型コロナウイルス感染拡大で海外旅行に行けない間、徒歩とインターネットの両方で日本の街を開拓、特に外国料理屋に飛び込むことで異国街を楽しんでいました。そのきっかけが江戸川区小岩であり、山谷さん曰く「小岩こそ、日本屈指のバラエティ豊かな異国飯の街」だそうで――。 【写真】小岩「ベットガット」で山谷さんが食した「カジャセット」 。曰く「人生それなりに生きていたのに初めて食べる、例えようのない食べもの」だったそう * * * * * * * ◆あまりに濃い街、小岩 異国飯の虜(とりこ)になったきっかけは東京の小岩だった。と同時に、小岩は振り返ってみて日本で最も異色の異国飯の街だった。 新型コロナウイルス感染拡大中の日本で、コロナ禍以前はLCC(格安航空会社)を使いこなし、旅行に行っていた知人が小岩の異国飯に唸(うな)った