『北条時宗』(ほうじょうときむね)は、2001年1月7日から12月9日にNHKで放送された40作目の大河ドラマ。主演は和泉元彌。 作品内容と反響[編集] 鎌倉時代中期、北条氏嫡流得宗家に生まれた若き執権・北条時宗を主人公に、宝治合戦や二月騒動といった鎌倉幕府内部の抗争および元寇を国際的スケールで描く。 原作は高橋克彦の『時宗』であり、『炎立つ』(1993年 - 1994年)と同様に脚本と並行して執筆した。主役の和泉元彌は大河ドラマ初出演で、脚本担当の井上由美子も大河ドラマ初執筆。ストーリーは原作と異なっている。 鎌倉時代中期を舞台とした作品は大河ドラマ史上初めてで、現在も本作以外に存在しない[注釈 1]。『太平記』(1991年放送)とは近時代であり、作中でも幼少期の北条高時や足利尊氏を登場させるなど、それを強調する演出もなされた[注釈 2]。また、時宗の母・涼子(葛西殿)については毛利季光