2000年頃に閉園した遊園地「 化女沼 ( けじょぬま ) レジャーランド」(宮城県大崎市古川小野)の所有者が、施設や敷地の購入者を募集している。 同園には観覧車などの遊具が今も残されており、「廃虚スポット」として愛好家の間で全国的に有名。売却希望価格は5億円だが、すでに県外の約10社から問い合わせがあるといい、所有者は「購入後は施設をどのように活用してくれても構わない。年内に一番高い金額を提示してくれた人に売却したい」としている。 同園は1979年に開園。約15万平方メートルの敷地内にゴルフ練習場やホテルが立ち並び、多い時は年間約30万人の来場者があったという。しかしバブル崩壊後は客足が減少。現在は、雑草が生い茂る中にさびた観覧車やメリーゴーラウンドが静かにたたずんでいる。 同園の所有者で、大崎市で不動産会社を営む後藤孝幸さん(85)は「自分の夢や来場者の思い出が詰まってるのに、簡単に捨