2011年3月3日に、アイルランドの文化遺産委員会(Heritage Council)の支援を受けて構築された、アイルランドのアーカイブズ資料検索のためのポータルサイト“Irish Archives Resource”が公開されたようです。ウェブサイトでは、Cork City and County Archives等のような市・郡のアーカイブズのほかに、Guinness ArchivesやIrish Film Archive、University College Cork Boole Library Archives等のアーカイブズも検索可能のようです。検索結果画面では、アーカイブズ資料の来歴・内容等の説明と共に、公開しているウェブサイトへのリンクも提供されているようです。 Irish Archives Resource http://www.iar.ie/ Ireland’s archi
Flash対ウェブ技術の覇権争いで、後者の陣営にオンラインゲーム業界から強力な味方が加わった。ZyngaとWalt Disneyの2社だ。 Zyngaは、広くユーザーを集めている自社のオンラインゲーム「CityVille」と「FarmVille」の基盤に、現在はAdobe SystemsのFlashを主に使っている。しかし同社は、2010年秋にドイツの企業を買収して、ブラウザのプラグインではなく、ブラウザを使う技術による新しい基盤への準備を整えつつある。 Zynga Germanyの最高技術責任者(CTO)Paul Bakaus氏は米国時間3月2日付けのブログ投稿で、ZyngaがこのほどWorld Wide Web Consortium(W3C)に加入したことを明らかにし、今後はウェブを基盤としたゲームで得られた経験を伝えていくと述べている。Bakaus氏は、洗練されたウェブページでユーザ
宮台真司×山本直樹 25,000字対談「性表現と都条例を考える」を緊急公開します。 2010年12月15日に、都議会本会議において、「東京都青少年健全育成条例改正案」が可決・成立しました。 太田出版は、条例が創作物への規制を加えるべきではないという観点から、一貫してこの条例に反対の立場を明確にしています。 今回の改正案は、その規制対象が極めてあいまいであることや、創作の貧困を招きかねないこと、メディアによる悪影響論には学問的根拠がないこと、など様々な理由から、多くの反対と危惧の声が集まりましたが、結果可決となりました。しかし、この問題は終わった訳ではなく、引き続き注視していかなければならないと考えています。 そこで、かねてよりこの条例の危険性を指摘し、行政が一方的に市民の議論を封殺することは「社会の自立の自殺、行政による他殺」であると発言をしてきた社会学者の宮台真司さんと、弊社発行「マンガ
京都大学などで入試問題が「ヤフー知恵袋」に投稿された問題で容疑者が逮捕されました。発覚時から、いくつかのマスメディアの記者からコメントを求められましたがいずれもお断りしています。その理由は質問があまりに的外れだからです。 「ネットがカンニングを助長した可能性は」や「どのような手口が考えられますか」というもの。容疑者逮捕後には「若者が簡単に知恵袋のようなサービスで大学入試問題まで聞いてしまっています。大学のレポートではネットからコピーをしたり、検索エンジンを使って簡単に書いてしまうという安易な学生がいることについてお聞かせ願えませんか」というものもありました。 若者の安易なネット利用と知の劣化があるというストーリーで背景や動機を探る記事を書いているな。新聞社で事件記者をやっていたので記者の意図はだいたい推測できます。ネットを悪者にするのは想定内ですが、まさか知恵袋への投稿から、ネットコピペや
ソニーによると、同社の新型携帯ゲーム機「Next Generation Portable」(NGP)が「PlayStation 3」(PS3)と同程度のグラフィック品質を備えるとのうわさはすべて誇張された話だという。 Sony Computer Entertainment America(SCEA)でプラットフォームリサーチマネージャーを務めるDavid Coombes氏は米国時間3月2日、Game Developers Conference 2011(GDC)で講演し、NGPは現行の「PlayStation Portable」(PSP)よりはるかに優れたグラフィック性能を発揮するが、PS3のグラフィック品質には及ばないと明言した。 Kotakuの記事によると、Coombes氏は次のように述べたという。「記者の中には、『おお、これはPS3に匹敵するかもしれない』と言った人もいる。だが、2G
MicrosoftとGoogleは、ジオロケーション(地理位置情報)技術を手がけるGeoTagが保有する特許について、合同で異議を申し立てた。この特許に基づいてGeoTagに提訴された企業は300社以上にのぼっている。 GeoTagはこれらの企業がジオタギング技術に関連する当該特許を侵害していると主張して数百件もの訴訟を起こしており、今回の提訴はその結果だと、MicrosoftとGoogleは述べている。訴状には、GeoTagが提訴した企業の多くは「Bing Maps」および「Google Maps」サービスの顧客だと書かれている。 また、訴状には次のような記載がある。「これらの訴訟は原告のウェブ向け地図サービスに影を落とし、顧客各社が原告に救済を求める原因ともなり、原告とGeoTagの間で法的に決着をつけるべき論争を生み出した」
2011年3月13日に奈良県立図書情報館で、参加型知的書評合戦「ビブリオバトル」が開催されるようです。ビブリオバトルとは、参加者がお気に入りの本を持ち寄り、順番に5分で本の魅力を紹介する、そして全員が発表を終えたら“読みたくなった”本に投票しチャンプ本を決定するものとのことです。今回は「プライベートとパブリック」に関する本がテーマとして設定されています。同館では発表参加者を募集するとともに、観戦のみの参加者も募集しているようです。なお、今回のビブリオバトルは、公立図書館では初めての開催となるとのことです。 公立図書館では初の参加型知的書評合戦 「ビブリオバトル」 平成23年3月13日(日) (奈良県立図書情報館イベント情報 2011/3/3付けの記事) http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-564.html 参考: 文教大学越
米国のSony Electronics社が、同社の電子書籍閲覧端末“Reader”を使った、公共図書館での電子書籍の利用促進のためのプログラム“Reader Library Program”に新たに協力する米国の公共図書館30館を公表しています。2010年9月に発表された参加館によるプログラムの第1弾では、電子書籍の貸出が大幅に増加する等の成果が見られたとのことです。プログラムには、端末に関する研修や、電子書籍を学習するための資料の提供、図書館職員用あるいは利用者の実演用の電子書籍端末の提供等が含まれているようです。 Sony Expanding Reader Library Program to Bring Next-Generation of Digital Reading to More Libraries(Sony Electronics 2011/3/1付けのニュースリリース)
今回の京都大学をはじめとする入試における「カンニング事件」は、いろいろな意味で心が痛む。 京都大学が被害届けを出し、「偽計業務妨害罪」でカンニングをした学生が逮捕されるに至ったことに、強い違和感を覚えるものである。 その理由の第一は、「大学の自治」、「学問の自由」にある。 入学者をどのように選考するか、という問題は、「大学の自治」の根幹にかかわるものと考える。どのような資質を持った人から、大学を構成するかということは、大学における学問、研究、教授の基礎をなすものであり、大学が、もっとも大事にしなければならない点である。 1952年の「東大ポポロ事件」に見るように、かつては、大学の自治はもっと大切にされ、さまざまな議論があったと思う。今回の事件において、京都大学の関係者が「被害届け」を出してしまったことは、「大学の自治」の点から疑問である。日本の大学が、大きく変質してしまったことを感じる。
長年にわたって開発を続けてきた一太郎は、「一太郎2010」で発売から25周年を迎えました。 私たち開発者にとって一太郎2010は、過去の集大成であり、一つの節目でした。 そして、これからの一太郎は、この節目を超えて、今までに蓄積した資産の価値を損なうことなく、かつ、過去に縛られることなく、未来に向かって新たな進化を開始します。 2011年、一太郎は、新たなる驚きと感動を求めて生まれ変わりました。新しい一太郎が目指すのは、新学期に新しいノートと鉛筆を手にした時のように、気分も新たに何か文章を書いてみたくなる、文章を書くのが楽しくなる、そんな「文章創造ツール」です。 そして新しい一太郎の創生の第一歩です。これが、一太郎に冠した「創(そう)」の一字に込める私たちの想いです。 一太郎は、長年にわたる機能の追加や拡張により、操作体系や画面構成が複雑化し、操作が煩わしくなったり、あるいは、せっかくの便
北海道のホームページ(HP)に、道が希少種に指定しているエゾライチョウの食べ方が紹介されていたことが、3日開かれた道議会で明らかになった。北海道猟友会が作成した小冊子をそのまま転載していたものだったが、道は不適切だったとしてHPから削除した。 転載したのは、狩猟入門用に道が監修し作成された「北海道的狩猟ライフのすすめ」。野生鳥獣の食べ方を紹介したページで、エゾシカなどの調理例などとともに「蝦夷雷鳥(エゾライチョウ)の蕎麦(そば)」が挙げられ、「とても上品で良い出汁(だし)がでます。蕎麦やお雑煮、もち米と炊いてサムゲタン風にしてもおいしいです」と記載。道自然環境課が昨年6月、そのまま転載した。 エゾライチョウは、ライチョウ科の小型の野鳥。日本では北海道にだけ生息するが、かつては食用としても一般的で、現在でも鳥獣保護法では狩猟が認められている。しかし、近年、生息数は減少傾向とみられ、道は01年
Microsoftの月例セキュリティ情報は日本時間9日に公開される予定。全3件のうち、1件が「緊急」レベルとなる。 Microsoftは米国時間の3月8日(日本時間9日)に3件の月例セキュリティ情報を公開し、WindowsやOfficeに存在する計4件の脆弱性に対処する。3日の事前通知で概略を明らかにした。 それによると、3件の月例セキュリティ情報のうち1件が最大深刻度「緊急」レベルとなる。特にWindows XP/Vista/7が深刻な影響を受ける。残る2件は1段階低い「重要」レベルで、それぞれWindowsおよびコラボレーションツールの「Office Groove 2007」に存在する脆弱性を解決する。 Windowsでは2月中旬に新たな未解決の脆弱性が発覚しているが、3月の月例更新プログラムでこの問題に対処するのかどうかは明らかにしていない。
「アメーバピグ」で動作に必要なFlash Playerのバージョンを変更したところ、バージョンアップ方法が分からず、ピグにログインできないと訴えるユーザーが続出。スタッフブログにコメントが殺到している。 サイバーエージェントが運営する仮想空間サービス「アメーバピグ」がこのほど、推奨動作環境のFlash PlayerのバージョンをVer 9以上からVer 10.1以上に変更したところ、バージョンアップできずピグが使えないというユーザーが続出。「アメーバスタッフブログ」に不満を訴えるコメントが1000件近く投稿される“炎上”状態になっている。 コメントが殺到しているのは、ピグの推奨利用環境の変更について説明した3月2日のブログ記事。Flash Playerのバージョンアップ方法が分からずピグにログインできないというユーザーや、PCが古いためにバージョンアップできないと訴えるユーザーが相次いだ。
暮らし 米アニメファンも、本当は海賊版をやめたい?――「クール・ジャパン」研究、米国の第一人者に聞く(後編) - 日経トレンディネット
最近、ちまちまとラヴクラフト全集を再読しているのですが、あらためて強く意識させられるのが、恐怖感についての日米文化の違いです。たとえばラブクラフトがさも自明のごとく使う「冒涜的」という表現の、いったい何がどう冒涜的なのか、まるでぴんとこないこと。また、クトゥルーや南極の〈古きもの〉がさほど怖いとも思えず、それどころか、むしろちょっとかわいいじゃん。などと愛着に近い感情すらおぼえてしまったりすること。こういった反応、恐怖の感じ方がひどく違うことについて、どこまでが個人の感性でどこまでが文化の差異によるものか、きちんと切り分けができたら面白かろうなあ、と思いながら読んでいます。 ラブクラフト作品での「冒涜的」という形容は、宗教上の教義と相容れないものごとだけでなく、普通でない、なじみがない、理解できない、ありえない、と語り手が感じる対象ことごとくに向かってつかわれます。キリスト教文化圏では、何
調査会社の米iSuppliは現地時間2011年3月1日,米Motorolaのタブレット端末「XOOM」分解して調査した原価分析結果を発表した。それによると希望小売価格799.99ドルのXOOMの原価見積もり(ソフトウエアやライセンス料などは含まない)は359.92ドルで、米Appleのタブレット端末「iPad」のコストパフォーマンスと非常に似ているという。 XOOMと同等レベルの仕様のiPad(Wi-Fiおよび第3世代ネットワーク対応、保存容量32Gバイト)は、希望小売価格が729ドルで、iSuppliによる原価見積もりが約320ドルだった(2010年4月調査時、関連記事:iPadを分解、16Gバイト・モデルの推定部品原価は250.60ドル )。 XOOMのBOM(Bill Of Material:部品表)に基づいた原価内訳によると、最も高価な部品はディスプレイ、ついでメモリーだった。10
年金をちゃんと納めて月6万とかに比べて、生活保護が月22万円近くて200万人とな。 生活保護受給 200万人超へ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110303/k10014415441000.html 最近、雇用調整や産業育成に関する議論を政党や官僚の人たちとする機会が突然増えて、寝る時間やゲームする時間を削って資料を読むんだけど、生活保護というか待機労働力に対する認識が私の中で変わりつつある。 一言で言っちゃえば、「まあ、しょうがねえんじゃねーの」って話だけど。 いろいろと不正受給だの問題を孕みつつも、生活保護の受給者が増加し続けている背景ってのは、雇用の受け皿になってきた産業が磨耗している部分があって、働き口がないのだから生活が維持できなくて生活保護を受けざるを得ないという同情すべき事態に陥るのは社会保障上仕方がないのかなあと。 で、その減った働き口
先日、『グルーポン』側が勝手に飲み放題の特典を付けたという記事をお届けしたが、それに続き今度は別のお店から情報提供があったので紹介したい。今回は福岡のケーキショップ『ストロベリーファーマーズマーケット』さんからのタレコミだ。 このケーキショップさんは昨年末のクリスマスシーズンにチーズケーキが半額で販売されているのを『グルーポン』からのダイレクトメールで知ることになり、驚いたという。お店にとっては寝耳に水。確認のため社員に「契約したのか」と確認を取ったが誰も『グルーポン』とは契約していないという。 それにしても何故このようなことが起きたのだろう。お店側は事情を知るために『グルーポン』の担当者に連絡を付けたところ以下の様な回答だったという。まず『グルーポン』側はケーキショップ『ストロベリーファーマーズマーケット』の担当にメールを送ったとのこと。そのメールの内容は「先日のチーズケーキの掲載日が近
共有アドレスから部内の全員に突然,「お前らみんな死ね!」という過激なメールが届きました。システム部門にログを調べてもらったところ,普段はほとんどしゃべらず,まじめに仕事をしている部下が送信者でした。今後,この部下にどう接すればいいのでしょうか。(男性,38歳,管理職) この部下が起こした問題行動の原因は,「失感情症」の可能性があります。失感情症とは,自分の感情やストレスを自覚したり,表現したりできない傾向のことです。IT業界だけでなく,どこの職場でもこのような人が増えています。 失感情症といっても,ストレスがなくなっているわけではありません。無意識に抑圧しているにすぎません。抑圧されたストレスが限界に達すると,そのエネルギーは「情けなさ」や「孤立感」「怒り」といった感情に形を変えて噴き出します。 「どうせ,僕のことなんか誰も分かってくれない」「私なんかいない方が皆は喜ぶ」「どうして自分だけ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く