摂食障害を抱える人たちの支援に取り組む池原成望さん=大阪市東淀川区で2024年6月11日、大西岳彦撮影 「これから一緒に活動してみない?」 思いも寄らぬ誘いだった。2022年7月、大学院生だった池原成望(なるみ)さん(24)=京都市=は摂食障害経験者の集まりに参加した帰り道、会を主催した本城遥さん(25)から声をかけられた。驚きと不安で即答はできなかったが、少しずつ「自分も関わっていきたい」と思うようになり、今では本城さんとともに摂食障害に悩む人の居場所作りに取り組む。 一歩踏み出せたのは、自身にも悩んだ過去があったからだ。高校生のときに拒食、大学進学後は過食に苦しんだ経験を持つ。 「丸い顔。私ってこんな体形なの?」。高校2年生の時、クラスメートとの集合写真を見て、焦った。BMI(体格指数)は標準だったし、今思えば、特別太っていたわけではない。それでも中学生までは「やせ形」だった自分からし
![「痩せるほどかわいく」カロリー制限、徹底 新生活の「誘惑」で一転 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6ad6f2c5b466f860708cbbb90761d4f4ca5c8137/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2024%2F07%2F02%2F20240702k0000m100233000p%2F0c10.jpg%3F1)