日本の科学者たちは、国内で最も人気のある米を気候変動の壊滅的な影響から守るために時間との戦いを繰り広げている。 記事抜粋 日本の山岳地帯にある米生産の中心地、新潟県の研究センターで、 科学者チームが、米の特定の品種に耐熱性を与える米のDNA内のパターンを特定した。 彼らは現在、その遺伝子特性を、40年以上にわたり国内のスーパーマーケットの売り上げで 圧倒的なトップを占めてきた日本米「コシヒカリ」に交配させる研究に乗り出している。 昨年、日本全国のコシヒカリは記録的な猛暑に見舞われ、壊滅的な被害を受けた。 コシヒカリは他の種類の米に比べて特に暑さに弱く、猛暑で米粒が白濁し、もろくなった。 これは、コシヒカリが経済最大の農業生産物である新潟の農家にとって大きな打撃となった。 政府が関税を使って米の輸入を制限している日本では、昨年のコシヒカリの不作が 今年の広範囲にわたる米不足の一因となった。
