偶然と必然が産んだ世界が恐れる悪魔忍者のヒール革命/グレート・ムタ【俺達のプロレスラーDX】 | ジャスト日本のプロレス考察日誌 俺達のプロレスラーDX 第110回 偶然と必然が産んだ世界が恐れる悪魔忍者のヒール革命/グレート・ムタ シリーズ 日本の悪役③ プロレスに必要不可欠なポジションであるヒールの歴史は古い。 プロレスにおけるヒール(Heel)とは、プロレス興行のギミック上、悪役として振舞うプロレスラーのこと。悪役、悪玉、悪党派などとも呼ばれる。通常、ヒールは反則を多用したラフファイトを展開する。金的への攻撃、凶器の使用といった反則はもちろん、レフェリーへの暴行、挑発行為、観客席での場外乱闘、果ては他者の試合への乱入なども行う。ヒールの対義語としてはベビーフェイス(善玉、正統派)が存在する。1920年代、アメリカの都市部で隆盛したレスリング・ショーにおいて「正義」対「悪」という、勧善