特別鼎談 上野千鶴子×東小雪&増原裕子「産む」「産まない」は私が決めて何が悪い! その3:男は子育てに必要か不要か? さきごろコミックエッセイ『女どうしで子どもを産むことにしました』を出した東さんと増原さん。レズビアンカップルへの社会的偏見を超えて妊娠をめざす彼女たちの挑戦は、あらためて「妊娠・出産」に対する女の自覚——―産む・産まないの決定は誰がするのか?——―を問い直す。このたび、出版記念としてそんなお二人が、尊敬する「ヘテロセクシュアルで結婚・出産経験なし」の上野千鶴子先生と鼎談。その3は「日本に父はいない!」との上野先生の断言からスタート。その真意とは? 日本に「父」はいない! 上野:私ね、あなたたちの本が男社会に対してものすごく強烈な「男いらず」を突きつけるような衝撃力のあるものになってほしいと思ってるの。なんといっても日本の男は親であることから逃げてきたから。45年前のリブの時