僕の心の師。 zabadakの吉良知彦氏が7月3日に永眠されました。 初めて吉良さんと出会ったのは僕が25歳の時で、 その時に一緒に音楽を作らせてもらったのが 「CREID」という作品です。 当時の「ゲーム音楽」は多くの方から偏見を持たれており、 スタジオワークにおいて沢山嫌な思いをしました。 そんな中でも吉良さんは僕の音楽に真摯に向きあってくれて、 心から演奏することを楽しんでくれました。 イスから転げ落ちるぐらいまでノリノリで演奏したのを見て 本当に嬉しくて、嬉しくてたまらなかったのを今でも鮮明に覚えています。 誰にも媚びず自分のやりたい音楽(音)を追求する、 出したい音を出せ・・・。 ギターをかき鳴らす吉良さんの姿をみながらいつも 自分に言い聞かせていた気がします。 僕の心の支えでした。 吉良さんと共に酒を交わした時、 「光田さんはオンリーワンであれ」と言ってくれた事がありました。