自閉スペクトラム症(ASD)の患者に脳内で分泌されるホルモン「オキシトシン」を投与すると、投与量と患者の遺伝子の塩基配列で症状の軽減効果が変わるとの結果が、福井大などの研究チームの臨床試験で出た。米科学誌トランスレーショナル・サイカイアトリー電子版に23日発表した。【岸川弘明】 ASDは自閉症やアスペルガー症候群を含む発達障害で、他人との意思疎通や環境変化への順応が苦手なのが特徴。一方、オキシトシンは女性の授乳や陣痛を促すホルモンとして知… この記事は有料記事です。 残り333文字(全文555文字)