ブラック企業とひとことで言ってもその黒さは様々だ。ヤクザとツーカーで談合まみれのゼネコンや、上司オリジナルの精神論がまかり通る脳筋会社などなど。しかし、「寝られないことに勝る苦痛はない」と嘆くのは映像制作会社勤務3年目の男性・宇田川さん(仮名・20代後半)。 そもそもマスコミ関係の仕事はブラックが多いと言われ、典型例として“AD(アシスタントディレクター)=寝られない”というイメージが定着しているが……果たしてどれほどのレベルなのだろうか? そこで働く上司のトンデモな言動とは? 宇田川さんの勤める会社は、主に地上波の番組で使用する再現VTRを制作している。小さい仕事と思われることが多いが、それだけにクライアントから降ってくる仕事の量は制作現場のキャパをゆうに越えており、寝られない日々が続くという。 「閑散期は週休2日、10時~20時出勤というスケジュールになりますが、繁忙期はそういった勤務
