フィクションが距離を突破する――『君の名は。』感想 - 宇宙、日本、練馬

新海誠監督『君の名は。』をみました。滅茶苦茶よかった。以下感想ですが、ネタバレが含まれるのでご注意ください。 大彗星が降るという日が間近に迫る、そんなとき。岐阜の山中の集落、神職の家に生まれ育ち、東京への漠とした憧れを抱える宮水三葉は、夢の中で東京の男子高校生立花瀧になって、つかの間の東京を謳歌する。しかし、彼女が瀧になっているあいだ、瀧もまた彼女として一日を過ごしていることに気付く。週に二・三度の繰り返される入れ替わり。つつがなく一日を過ごすため、あるいは相手に問題を起こさず一日を過ごしてもらうため、互いは互いに向けて入れ替わっているときのことを書き、そしてそれを読む。そのようなやりとりが積み重なっていったある日を境に、入れ替わりはもう起きないようだ、という予感が訪れる。彼女に一目会いたい。その思いを抱えて三葉を探しに岐阜を訪れた瀧は、驚愕の事実を知ることになる。 夢の中で入れ替わる少年

[mercury-c]

あー、感覚としてぼくに足りないのはこういうことなんだなあと思わせてくれる文章。

[samepa]

過去作の記憶鮮明過ぎでは！？すごい！と思ったらここ連日見返してたのか。そちらの感想もあとで読もう。

[bibibi-sasa-1205]

まさに！／『秒速5センチメートル』は「読むこと」の映画だったという気がするのだが、それが一方通行の営みだったとすれば、『君の名は。』は双方向にやり取りが積み上げられていく映画だったといえる。