生き物の死骸を食べ尽くして骨格標本を作り出す昆虫「カツオブシムシ」がスゴイ!! | コモンポスト

毎年、たくさんの骨格標本を作っている博物館では、「カツオブシムシ」と呼ばれる昆虫を骨格標本を作るために利用しています。「カツオブシムシ」が生き物を分解していく様子をご紹介します。 多くはたくさんの細毛に覆われ、蚕蛹(絹)や毛織物などの繊維質を餌とする害虫。一般に、衣類や生物標本の防虫剤などで防ぐ害虫は「カツオブシムシ」グループの昆虫です。基本的に繊維質を餌とするのは幼虫であって、成虫は花の蜜を餌としています。干からびた動物のタンパク質を食べ、骨は食べないという性質を利用して、脊椎動物の骨格標本作りにも利用されています。 映像を見ると、死骸に群がるカツオブシムシは肉だけをキレイに食べていきます。そして骨だけがキレイに残されています。 動物の死骸から肉だけを取り除くのは大変な作業ですが、カツオブシムシがいれば簡単に骨格標本を作ることができますね。