『南京大虐殺と「百人斬り競争」の全貌』 - Apeman’s diary

本多勝一・星徹・渡辺春己、『南京大虐殺と「百人斬り競争」の全貌』、金曜日 笠原十九司氏の『「百人斬り競争」と南京事件』（大月書店）が(1)「「百人斬り競争」を〈賞賛〉した時代」（帯より）について、また(2)否定派の「百人斬り競争など不可能」という議論について、歴史学的にアプローチしたものであるのに対して、こちらはいわゆる「百人斬り」訴訟により重点をおいた構成になっている。『「百人斬り競争」と南京事件』では訴訟の争点その他について詳説されてはいないので、相互補完的な関係にあると言えるだろう。また、訴訟の一方の当事者*1による共著ということで、『百人斬り裁判から南京へ』（稲田朋美、文春新書）などに対抗するものと言うこともできる。 また書名では「百人斬り」だけが前面に出ているが、昨年高裁で原告勝訴の判決がでた夏淑琴さん名誉毀損訴訟についても1章が割かれている（ただし、ページ数的には「百人斬り」訴

[Rebellion]

＞なにかを事実として認定させないことが目的なのであれば、些細な瑕を理由として不都合な証言を片っぱしから拒絶すればよい。実に簡単だ。しかし～

[K416]

「証言」に関する部分は、社会学における生活史調査の抱えることとも重なることも多くてちょっと考えたり。

[fuldagap]

「証言者の発言を矛盾のないものとして理解しうる解釈法」の「矛盾のない」が、時として「聞き手の中にあるストーリーと矛盾のない」となるのは、まあ昨今の裁判報道などでも散見するな

[ssuguru]

（歴史の）証言の細部に食い違いが生じるのは不自然ではないという考察。事件の核心部分での大筋の一致。テープレコーダーのように繰り返せる人はいない。

[NOV1975]

記憶に頼るのは限界だなあ。／否定的な人にとって否定すること自体は簡単なんだよね。完璧な整合性をもつ論はどっち向きでも無理。となると当面オッカムの剃刀で。

[zatpek]

"その証言に基づいてさまざまな角度から検証するために質問を繰り返した。そのことによって、最初は不完全だった「風景」が、徐々に完成されていった。"うーん・・・。やってはいけないことをしていると思う・・・。

[rna]

「ふだんから細部に曖昧さや記憶違いなどをはらむ証言を扱い慣れている裁判所には表面的な食い違いを理由に証言者を嘘つき呼ばわりする手法など通用しない」

[kybernetes]

今年も南京が始まったか。スーパーはてな対戦がこんなに早く勃発するとは