待ちわびた春に：第８４回センバツ 鳴門・ＯＢから後輩へ／５止 栗橋博さん ／徳島 （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

◇「優勝狙う気持ちで」−−栗橋博さん（７８）＝１９５３年卒、投手 「甲子園には思い出が詰まっている。訪れるたびに青春時代に戻る」。そう語る球場を、孫の世代にもなる後輩たちが駆け回るのが楽しみだ。身長１６５センチと小柄ながら、下手から多彩な球種を繰り出した「小さな大投手」。エースとして戦後すぐの黄金期を支え、３年間で春夏計４回、甲子園に出場し、５１年春には優勝、準優勝も２回果たした。 鳴門市出身。「小中高と一緒に上がった近所の子たちばかり。スーパースターはいなくても、チームワークで勝ち進んだ」と振り返る。用具も十分にない時代だったが、練習に励み、本を読みあさって連係や頭脳プレーの勉強もした。「今よりレベルは低かったが、自分たちで考えて練習した。だからしっかり身についた」。 当時、プロの南海ホークスで一世を風靡（ふうび）した武末悉昌投手のサブマリン投法に影響を受けた。ホップやシュート、落

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