ケインズをゆっくり読む

震災後、テレビ、新聞、そしてネット上を流れる夥しい量の情報に振り回された。そして、可能な限り、自分の手と目で一次情報に当たり、その情報の解釈について立場の異なる複数の専門家の意見を聞き、最終的に自分の頭で結論を導くことの大切さを痛感した。 ほとんどの人が原典に当たらないまま、矮小化された孫引きの言い伝えを信じて行動してきたことで、我が国の経済に大きな負の遺産を残したものの一つに、ケインズの「一般理論」がある。少し前になるが、ある勉強会で同書を1年かけてじっくり読んだことで、自分がそれまで持っていた（限られた）ケインズ理論に関する理解が大きく変わった。震災後の復興、あるいは次なる景気後退局面での打ち手を考えて行く際にも参考になると思われるので、もう一度「一般理論」を本棚から引っ張り出して、読み返してみた。 ここでは「ケインズ政策によれば、政府は穴を掘ってでも雇用を創出するべきであるとされる」

[goodstoriez]

“資本蓄積が飽和した社会においても、貨幣を所有している人に非経済的な理由での投資を促すことができれば雇用は増える、というメカニズムで説明しているわけだ。”

[raitu]

“ここでは「ケインズ政策によれば、政府は穴を掘ってでも雇用を創出するべきであるとされる」と一般的に理解されている点について、ケインズ自身の言葉を紹介したい。”

[bn2islander]

ケインズが穴掘りに関してどのように言っていたのかはここが参考になりますね！

[kabutomutsu]

穴はどのように掘るべきか、ケインズの原典に当たる。いい記事なのに媒体がアレなので注目されてない、かわいそう

[maturi]

"ケインズは「意味のない公共事業でも雇用をつくればいい」といった乱暴な議論はしていない。むしろ、とても注意深いたとえ話を選んでいることが分かる"彼の言葉と真剣に向かい合うことなく、矮小化された孫引きの解

[onigiri_srv]

「穴掘って景気回復」大抵はケインズを腐す、揶揄する側が、援用するんですけどね。

[osakaeco]

原典を引用して、内容と関係ない主張す。政治的に生産的な財政支出ができないこと、人為的に金利が下げれれば越したことを前提にしているのをお忘れなく。（金の採掘のアナロジーあたりは勉強になり感謝）

[holypp]

ほとんどの人が原典に当たらないまま、矮小化された孫引きの言い伝えを信じる。特に経済学は、理解するよりも利用したいという人の方が多いので、その傾向は強い

[blueboy]

ケインズの「穴を掘る」