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心の支えは「好き」でさえあればどんなものでもいい | 文春オンライン
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心の支えは「好き」でさえあればどんなものでもいい | 文春オンライン
『ディス・イズ・ザ・デイ』(津村記久子 著) 津村さんは最初に勤めた会社でひどいパワハラを受け、九... 『ディス・イズ・ザ・デイ』(津村記久子 著) 津村さんは最初に勤めた会社でひどいパワハラを受け、九ヶ月で辞めて次の会社に移った。津村文学の核は、弱い者を虐げる無慈悲な力に対する怒りである。登場人物たちは生き延びるためにそれぞれの「心の杖」を握りしめる。それは、うどん、カレーライス、自転車、音楽、友達など様々であるが、横暴な力の前には余りにも非力なものばかりで涙を誘う。 しかしどんなものでも好きでさえあれば心の支えになることを、彼女の作品は静かに教えてくれる。これらの「心の杖」を梃子にして登場人物は何とか生きる力を回復し、人生の悲哀と共に何か普遍的な境地へと解放されていくのである。 私は子供の頃からスポーツが苦手で、サッカーも全く見ない。もう何年も津村ファンだが、従って新聞掲載時は本作を一行も読まなかった。そして、対談を機に初めて読んだ。単なるサッカー万歳小説だったらどうしようと危惧しながら