モアイを作った人々を滅ぼしたのは誰か？ 「歩くモアイ」実験で解明する！【集中連載第2回】

私たちはどこから来たのか。 この謎を解き明かす海洋生物学者、後藤明氏による集中連載の第2回。今回は、イースター島に残されたモアイの謎と、太平洋の島々を結びつけた人々の起源。かつてハイエルダールが「コンチキ号」で実証しようとした仮説を一気に解明する。 5000年前、いかにして太平洋に人類は広がったのか 第1回では、人類最古の海上移動が日本列島にも及んでいたという話題を提供した。時代的には3万年以上前のことである。 それより年代的には1ケタ近く新しくなるが、本格的な海上移動が「オーストロネシア系集団」によって始まった。オーストロ＝南、ネシア＝島で、「南島語族」とも呼ばれる人である。 移動をはじめたのは、台湾やフィリピン・東南アジア付近の集団である。その原因はわからないが、まず南下し、現在のニューギニア島の北岸に至り、そのあとは島伝いに東へと移動した。 彼らは旧石器時代の人たちとは違って、丸木舟

[waltham70]

西欧人主観による歴史ではよくある奴や。"ラパヌイ島民は被害者であるのに、長らく犯人とされてきた"

[localnavi]

イースター島の衰退は「現在の人類が辿ろうとしている未来を先取りした」と言われていたが、よくよく調べたら「またお前ら西洋人か」案件だった、ということらしい。