『漢文は本当につまらないのか』 - 黌門客

橋本陽介『慶應志木高校ライブ授業 漢文は本当につまらないのか』（祥伝社新書）を面白く読んだ。橋本氏は私と同世代の方。七か国語をマスターされたのだそうで、たとえばアチェベの『崩れゆく絆』（昨年末に邦訳が刊行）を英訳の“Things fall apart”で読んだらしい（p.30）し、現代思想にも通暁しているし、畏るべき人物である。 第七講の後半、第八講あたりは、著者なりの文化論が開陳されているけれども、慾をいえば、もうすこし「実践的」な漢文の講義を聴いてみたかった。とは云え、第二講〜第六講の内容には色々と教えられるところが多かった。第六講は、まさにこの講義で使っていた中華書局の標点本『三國志』（偶々近所の古本屋に転がっていた）を傍らに置きながら読んだ。以下、私的に認めたメモから、（若干書き改めたうえで）一部を引く。 p.36、藤堂明保の『学研漢和大辞典』は『学研漢和大字典』の誤り。 p.55

[steel_eel]

漢文は読んでると内容はすごい面白いんだけど、他の言語の古典にいろんなルール付けて無理矢理日本語にして読んでるのがすごく気持ち悪く感じるんだよな。

[kudoku]

漢文は面白かったけど古文のほうがつまらない

[akihiko810]

つまらなくはないが、「読めたところで役にはたたない」は事実だよね（苦笑）