エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント2件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
ピューリッツァー賞受賞作『病の皇帝「がん」に挑む』 本邦サイエンスノンフィクションの興廃この一冊にあり - HONZ
その存在は古代エジプトの世から知られていた。存在が知られる前からも、多くの人の命がそれによって奪... その存在は古代エジプトの世から知られていた。存在が知られる前からも、多くの人の命がそれによって奪われていたはずだ。ずっと名前はなかったが、ギリシア時代になってようやく、あの医聖ヒポクラテスによってつけられた。しかし、人々はその本質を見誤っていた。ありもしない『体液』の異常によるものであると思い込まされていたのだ。その実体が、細胞の異常な増殖による、と正しく理解されるのは一九世紀になってからのこと。ビスマルクの政敵でもあった異能の病理学者ルドルフ・ウィルヒョウの登場を待たねばならなかった。 20世紀にはいり、勇気ある医師たちは、どのようなものであるかの理解もなく、それに対する本格的な攻撃を開始する。ウィリアム・ハルステッドは文字通りメスを片手に切り込み、シドニー・ファーバーは化学療法剤という『毒』を駆使して立ち向かった。その闘いには相当な資金が必要であったが、慈善家のメアリー・ラスカーがその
2015/09/27 リンク