『北からの世界史』北方世界に歴史があったんだ - HONZ

まるで歴史ドキュメンタリー番組を観ていたかのような読後感を味わえる一冊だ。 本書は、歴史上、ロシア・カナダ・アメリカなど極寒の世界に人々が「何」を求めて遠征していき、「何」を売り買いすることで世界経済と繋がっていったのかをおう歴史書である。歴史書といってももちろん学校で習うような事実の羅列とは全く違う。本書を読んでいると、学校で暗記した地域や年代別の世界史が一つの視点を主軸として繋がりあっていくような感覚を味わえる、そんな一冊だ。 著者は、歴史を事実の羅列ではなく、面白い視点から分かりやすく解説することで定評のある宮崎正勝氏。著者の歴史観の特徴は、「文明」「民族」「国家」など従来学校で教えられる切り口ではなく、世界の社会経済がどのように繋がっていたかという「ネットワーク」という切り口から歴史を捉える点である。本書でも、世界史の周縁の北方世界が、イスラムやヨーロッパなど世界史の中心となる文明

[EditageJapan]

『北からの世界史』北方世界に歴史があったんだ（Honzより）「著者の歴史観の特徴は、「文明」「民族」「国家」など従来学校で教えられる切り口ではなく、世界の社会経済がどのように繋がっていたかという「ネットワ

[machida77]

ロシア、カナダ、アメリカなど北方世界と世界経済の関わりの歴史。

[nagaichi]

貂皮とか人参とか北方の高級特産品が回してた歴史的な経済ってのはあるよねえ。

[morutan]

北方世界と世界史の中心を結び付けた重要な商品とはクロテンやビーバーやラッコといったなんとも愛らしい動物たちの毛皮だった。その主要産出国は現代、石油・ガス資源が大量に賦存されていると言われている地域

[NOV1975]

北方謙三ワールドのことかと思ったら違った

[laislanopira]

毛皮や航路を求めてヨーロッパ人は極北へ向かった