片倉工業、会津富士加工とフランチャイズ契約。植物工場による低カリウム野菜の生産へ

片倉工業は、全国に約30万人が存在する腎臓病透析患者をメインターゲットとした植物工場による低カリウムレタスの生産について、既に量産技術を持つ会津富士加工(福島県会津若松市)とフランチャイズ契約を結び、技術の提供を受ける、という。 埼玉県加須市にある同社の自動車部品工場内の空きスペースを利用して栽培し、今秋に出荷を始める予定。カリウムの含有量を５分の１程度に減らすことで、えぐみが少なくマイルドな味になるという。 植物工場の投資額は約３億円。１日の生産量は約3,800株で、生産したレタスは会津富土加工が購入し、デパ地下や病院などに販売する。販売価格は90グラムで480円程度を想定する。 低カリウム野菜の植物工場による量産事業化の決定について 片倉業株式会社は、会津富士加工株式会社（本社：福島県会津若松市、代表取締役社長：松永茂）とフランチャイズ契約を締結し、新規事業として人工光による完全閉鎖型