米ドルが一時81.40円に下落、為替の国際合意欠如で

１０月１１日、外国為替市場で、米ドルが円に対して一時１５年ぶりの安値水準を更新し、８１．４０円をつけた。都内のディーリングルームで８日撮影（２０１０年 ロイター/Issei Kato） ［香港 １１日 ロイター］ １１日の外国為替市場では、米ドルが一時、円に対して１５年ぶりの安値水準を更新し８１．４０円をつけた。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の追加緩和観測のほか、為替に関して国際的な合意が形成されていないことで、ドル売りが膨らんだ。 ドルは朝方、週末８日の安値である８１．７１円を下抜けると、ストップロスの売りで下げが加速、１５年ぶりの安値水準の８１．４０円に落ち込んだ。しかしその後は８１．９５円まで戻し、前営業日からほぼ横ばいの水準に回復した。東京が休場で取引が薄いなか、ドル買い戻しが一部入り、一段のドル安進行には歯止めがかかっている。 市場では、日銀の介入も警戒されている。週末開かれた国際通

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