エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント2件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
影を買う - 傘をひらいて、空を
今年のクリスマスの準備は手間取った。 わたしの家のクリスマスは二十四日の前の週末だ。わたしが小さい... 今年のクリスマスの準備は手間取った。 わたしの家のクリスマスは二十四日の前の週末だ。わたしが小さいときからそう決まっている。土日のどちらでもいいんだけれど、母が買い出しや料理をする時間を確保するためか、日曜日が多かった。父はだいたいいなかった。父は仕事が忙しいのだということだった。小さいときからそうだったから、いなくてかまわない。 母は三十四歳で死んだ。わたしが八つ、妹が六つ、弟が二つのときだった。それから三年間、お手伝いの人がおおまかな家事と弟のベビーシッターをして、それから、毎月のように叔母が来て、家のことをした。叔母は母の妹で、そんなに似た姉妹ではなかったけれど、それでも血がつながっていて、年の頃が近いから、雰囲気はそれなりに、ちゃんとしたおうちみたいになった。 母が死んで四年目に叔母は結婚した。父はわたしに言った。もうおばさんにいろいろお願いするわけにはいかない。よその家の人になる
2018/12/25 リンク