【特許紹介】携帯電話の基地局が攻撃者リストを保有して通信を遮断する特許発明(トヨタ自動車)を紹介

不正な通信による攻撃を防止することができない問題 車両に無線通信機能を持たせて各種サービスを提供することが行われています。一方、この通信機能を利用して、車両の外部から車両への攻撃がなされることがあります。 このような攻撃を防止するため、ネットワークのゲートウェイで不正な通信を遮断する技術があります。 しかしながら、ネットワークの内部から不正な通信がなされた場合には、攻撃を防止することができないという問題があります。 この発明の攻撃監視システムでは、車両（移動体）に対する不正な通信を遮断することができます。車両は、携帯電話網を経由して無線通信を行います。 まず、車両に搭載されている通信装置が、自己に対して攻撃が行われたことを検知します。この検知は、例えば、複数回の認証の失敗や、不正なデータの受信などでなされます。 攻撃が行われたときには、通信パケットに含まれている、攻撃元の固有の情報（例えば