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名探偵なんてフィクションでしかない - Tigh Mhíchíl
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名探偵なんてフィクションでしかない - Tigh Mhíchíl
松岡圭祐『探偵の探偵4』(講談社、2015) 〈探偵の探偵〉という部署を探偵業会社に作らせた異色の探偵... 松岡圭祐『探偵の探偵4』(講談社、2015) 〈探偵の探偵〉という部署を探偵業会社に作らせた異色の探偵、紗崎玲奈。その助手だった峰森琴葉が拘置所内の連続怪死事件の容疑者とされる。この黒幕は精神科医にして探偵の姥妙悠児であるらしい。魂の抜け殻のような紗崎玲奈はこの巨大な敵に対して覚醒するのか。 琴葉に裏切られ虚ろな日々を送っていた玲奈がどうやって覚醒するか、が「探偵の探偵」四部作のフィナーレである本作の最大の焦点。 事件の展開はいつもの通り、スリリングでサスペンスに満ち、合法と適法すれすれのマル秘探偵テクニックがつぎつぎに開陳され、読者はハラハラしながらページを繰ることになる。前3作と比べて暴力的なグロい場面は比較的少なく、知力の戦いの面が多い。その中で浮かび上がるのが、〈名探偵なんてフィクションでしかない〉という強烈なテーゼだ。 紗崎玲奈はこう断言する。 精神科医なんて職業、名探偵と同じで