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第六話『ピカチュウ』- 午後0時の、ほとんど誰も読んでいない、普通の階段の怪談 - - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。
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第六話『ピカチュウ』- 午後0時の、ほとんど誰も読んでいない、普通の階段の怪談 - - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。
まだ前の話をお読みいただいていない方、この話には前があります。まあ、ほとんど誰にも読まれていない... まだ前の話をお読みいただいていない方、この話には前があります。まあ、ほとんど誰にも読まれていないような、普通の階段の話ですがね。 ビールのアルコールで神経の高ぶりが緩んだのか、急に激しい睡魔が襲ってきた。 「ダイキさん、すいません、ぼくもう寝ていいですか?」 「おう、すまんすまん、じゃあオレも寝るか、シャワーはいいの?」 「はい、大丈夫です、なんか急にすっごい眠くなっちゃって・・・。」 「おう、じゃあここは電気消すぞ、おやすみ。」 「はい、おやすみなさい。」 ダイキさんが階段をあがる後ろ姿がぼやけてゆく景色を最後に、ぼくは深い眠りに落ちていった。 目が覚めると、窓から差し込む陽の光が部屋中を照らしていた。家の中には人の気配はない。テーブルの上においた携帯電話を見ると、午前十時を過ぎたところだった。そして、ぼくの携帯電話の横には、ピカチュウの小さなぬいぐるみと紙切れが置かれていた。ピカチュウ