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伊藤計劃「虐殺器官」 - 読書日記
もう十数年前のことである。当時の写真週刊誌に、ボスニア紛争の写真が掲載されていた。カメラが捉えて... もう十数年前のことである。当時の写真週刊誌に、ボスニア紛争の写真が掲載されていた。カメラが捉えていたのは虐殺で犠牲になった「人間の骨」だった。記事には「憎悪のあまり、殺すだけでは足りず、肉を骨から削いだ。」とあった。思わず背筋が冷たくなったことを憶えている。肉をそぎ取らずにはいられない憎悪とは、いったいどのような憎しみなのだろう。ナチスのホロコースト、カンボジアのクメール・ルージュ、そしてルワンダ…。人類の歴史の中で、執拗に繰り返される「大量虐殺」。それは、なぜ起きるのか。その時以来、「ジェノサイド」は、自分にとって最も重要なテーマのひとつになっている。本書のテーマは「虐殺を生み出すものは何か?」という問いかけである。 バイオとナノテクが支配する未来の産業、そして戦争。セキュリティ・ネットワークが全地球を覆い尽くしたID社会。民間企業が請け負う戦争。それらは魅力的なディテールではあるが、本