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“学プロ上がり”の“どインディー”。ガッツワールドが志すプロレスの王道。(橋本宗洋)
5月8日、プロレス団体ガッツワールドが後楽園ホール大会を開催した。 プロレス団体が後楽園で興行を打つ... 5月8日、プロレス団体ガッツワールドが後楽園ホール大会を開催した。 プロレス団体が後楽園で興行を打つのは当たり前――ではない。2004年に旗揚げしたガッツワールドの観客動員は通常、100人から300人ほど。ごく小規模な、いわゆる“どインディー”団体であり、後楽園大会開催もまだ2度目なのだ。 ガッツワールドは、ガッツ石島ら学生プロレス出身者たちが創設した団体だ。しかも彼らには、下積みの期間がなかった。 「学生プロレス上がりが自分で勝手に名乗ってプロレスラーになっちゃったという(笑)。団体旗揚げって、どこかの団体で修行したレスラーが独立してやるもんなんですけど」(石島) 当然、風当たりは強かった。他の男子団体から相手にされず、専門誌には掲載されない。女子プロレスラーにミックス(男女混合)マッチで参戦してもらうことで、少しずつ業界内での信用を得ていくしかなかった。 ただ、そこで卑屈になることもな
2016/05/15 リンク