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秘やかな楽しみ・梶井基次郎:ひとつの檸檬が心の鬱を吹き飛ばす - くきはの余生
梶井基次郎の「秘やかな楽しみ」を読みました。青空文庫で読めます。→図書カード:詩二つ 底本は『梶井... 梶井基次郎の「秘やかな楽しみ」を読みました。青空文庫で読めます。→図書カード:詩二つ 底本は『梶井基次郎全集 第一巻』(1986年ちくま文庫) 梶井基次郎は、1901年(明治34年)生まれの作家。詩情豊かな文章表現で20余り短編を残して、1932年(昭和7年)31歳で肺結核で早世しました。作品は死後に評価が高まり多くの作家たちから賞賛を受けています。 密やかな楽しみ 梶井基次郎 一顆(か)の檸檬を買い来てそを玩(もてあそ)ぶ男あり、 電車の中にはマントの上に、 道行く時は手拭(タオル)の間に、 そを見 そを嗅げば、 嬉しさ心に充つ、 悲しくも友に離りて ひとり 唯独り 我が立つは丸善の洋書棚の前、 セザンヌはなく、レンブラントはもち去られ、 マチス 心をよろこばさず、 独り 唯ひとり 心に浮かぶ楽しみ、 秘めやかに檸檬を探り、 色のよき 本を積み重ね、 その上にレモンをのせて見る、 ひとり
2016/10/31 リンク