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落語の怖い話より 「雨夜の悪党 引窓与兵衛」 | 砂村隠亡丸の余苦在話-よくあるはなし-
ところが、この与兵衛ト言うのが只者ではございません。 廻り髪結いト申せば聞こえは良いが。 呼ばれな... ところが、この与兵衛ト言うのが只者ではございません。 廻り髪結いト申せば聞こえは良いが。 呼ばれなければ廻りもしない。 時には呼ばれても行かない始末。 髪結いなんぞは博打の合間の余興程度に考えている。 江戸を離れ、かような在に住まっておりますのも。 そもそもが江戸に住まっておられなくなったからで。 引き窓の与兵衛ト呼ばれておりますのも。 金に困るト、引き窓――つまり、台所の上の天窓ですナ。 そこから忍び入って、盗みを働くトいう悪癖からで。 初めからお早を良い金づるくらいに思っている。 さっそく、好きな博打に金を使い込む。 博打で蔵を建てた人など聞いたことが無い。 大抵は取られるものト決まっておりますので。 半年も経たぬうちに新所帯は没落する。 荷車で運び入れた着物の山ナド見る影もない。 亭主は継ぎを当てた半纏を着て。 女房は簪ならぬ木の枝を髪に挿している。 そんなある日の暮れ方のことでござ
2018/02/12 リンク