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「ニュースの現場で考えること」の書棚 「査問」川上徹著(ちくま文庫)、「ヒトラーの側近たち」大澤武男(ちくま新書)
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「ニュースの現場で考えること」の書棚 「査問」川上徹著(ちくま文庫)、「ヒトラーの側近たち」大澤武男(ちくま新書)
「査問」は1970年代前半、日本共産党とその下部組織、日本民主青年同盟(民青)を舞台にして起きた... 「査問」は1970年代前半、日本共産党とその下部組織、日本民主青年同盟(民青)を舞台にして起きた事件を題材にしている。学生を中心にして、若者がまだ社会に積極的に異議を申し立てていた時代の話だ。著者の川上氏は民青系の全学連委員長を務めたことがあり、「事件」当時は民青本部組織の役員だった。 ある日、川上氏は突然、組織上層部から呼び出しを受ける。「査問」の始まりである。君は組織の指令に背き勝手な行動をしたのではないか。組織を破壊しようとしたのではないか。破壊分子であり、分派活動のリーダーではないのか。川上氏には身に覚えがない。しかし、本部の中で完全な監視下に置かれ、捜査機関顔負けの「取り調べ」が続く。「自分は間違っていない」。それを証明しようとして具体的なことを語れば語るほど、他の仲間も次々と同様の嫌疑をかけられ、査問されていく。 筆者の思いは別にしても、この書物は「組織と個人」のありようを真正