一宮千桃のスピリチュアル☆シネマレビューPART.91「レインツリーの国」 - 癒し・健康情報のトリニティ | 女性に向けた癒し・健康情報を配信

本作は、障碍者に対する私の考えを改めて確認させてくれた作品である。しかし、そういう私個人の思いを抜きにしても、噛みごたえのあるさわやかな感動ラブ・ストーリーとなっている。 耳に障碍を持つヒロインと大阪男子の 胸打つラブ・ストーリー20年ほど前にベトナムに行った時に、人気のアイスクリーム屋さんでアイスを食べていたら、足元をスースーっと何かが通って行って「?」とよく見ると、板に乗った足のない少年だった。板にはコマが付いていて、スケボーのように移動できるのだ。少年は板に腹ばいになって手で舵を取っていた。私は衝撃で黙りこんでしまい、涙が出そうになるのを友だちの手前必死に抑えた。当時のベトナムの旅は若い私には衝撃が多すぎて気持ちが何度も沈んだ記憶がある。 また15年ほど前には韓国のハンセン病の施設を一人で訪ねた。そこでは足の悪い人には会わなかった。私はどれだけ手や顔が異形になっていようと気にならなか