公式戦契機 機運高まる／第２部・道のり（３）ブランメル誕生／エールの風景 | 河北新報オンラインニュース

仙台スタジアムで最初に披露された試合、ブランメル仙台－本田技研。大観衆の歓声が渦巻いた＝１９９７年６月１日 ＜３０万人超が署名＞ Ｊリーグの熱気がようやく仙台にも伝わった。それは熱風といってもいいかもしれない。 １９９３年１１月１３日、仙台市宮城野区の宮城陸上競技場（現仙台市陸上競技場）で、県内初のＪリーグ公式戦、ジェフ市原－ヴェルディ川崎があった。リーグ開幕から半年後だった。 雨にもかかわらず、会場は顔にペイントしたファンら約２万人で埋まった。試合は三浦知良らスター軍団の川崎が４－１で勝利。「また見たい」「やっぱり地元にチームが欲しい」。興奮が観客を包んだ。観戦した仙台市の藤井黎市長（故人）も「選手と観客が一体となった熱狂がこれほどすごいとは…」と驚いた。 この試合をきっかけに仙台、宮城にＪリーグチームをつくろうという機運が一気に高まる。藤井市長は地元チーム創設に前向きな姿勢を示

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今の市陸でJリーグの試合やったんだ…そして仙台スタジアムが出来てブランメルがベガルタになって