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その日、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは変質した。 始まりはいつものこと... その日、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは変質した。 始まりはいつものこと、魔法の成績で母から叱られ屋敷の庭に逃げ出したことだ。 いつもと少しだけ違ったことがあるといえば、その日は雷の鳴る大雨が降っていたということだろう。 ルイズは庭で一番の大樹の下に逃げ込み、涙か雨かすでに判別が付かなくなったずぶ濡れの顔を両手でぬぐう。 ――なんでわたしだけがこんな目にあわなければならないんだろう。 まだ幼い子供であるルイズだが、その内面はすでに歪み始めていた。 どれだけ努力しても出来ないことをやれと言われる理不尽。平民の使用人からも向けられる侮蔑の視線。 ルイズにはこうして誰もいない場所へ逃げ出すしか出来ることはなかった。 風で流されてくる雨でしめった草の上にルイズは寝転がる。 しめった土の臭い。目に入るのは空へ精一杯に枝を伸ばした大樹。そして聞こえてきたのは、耳をつんざくよう