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「あの時代」と今を繋ぐ 旧日本領の鳥居
Gateways to the past Photographs by Motoyuki Shitamichi テニアン(アメリカ) サイパンの隣に位置す... Gateways to the past Photographs by Motoyuki Shitamichi テニアン(アメリカ) サイパンの隣に位置するテニアン島。「ブロードウェイ」と名付けられた荒れた一本道に沿ってジャングルの中を進むと、南洋桜が立ち並ぶ境内跡と鳥居が姿を現す 太平洋戦争中に日本が占領していた地域には、戦後67年がたった現在でも支配の跡が数多く残されている。なかでも、写真家の下道基行が注目したのは「鳥居」だ。 大日本帝国による同化政策や、移住した日本人の心のよりどころとして占領地や植民地に建立された神社は、一説によれば約1600社以上。一部は終戦後に各地の政府や市民によって取り壊されたが、現在でもミクロネシアに点在するアメリカ領の島々やロシアが支配するサハリン、台湾や中国本土などで見ることができる。 存在を忘れ去られたまま、人里離れた場所に放置された鳥居がある一方で、
2012/12/26 リンク