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英カリリオン社破綻に関する二つの懸念 『国際派会計士の独り言』第28回 | ニュース屋台村
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英カリリオン社破綻に関する二つの懸念 『国際派会計士の独り言』第28回 | ニュース屋台村
内村 治(うちむら・おさむ) オーストラリアおよび香港で中国ファームの経営執行役含め30年近く大手国際... 内村 治(うちむら・おさむ) オーストラリアおよび香港で中国ファームの経営執行役含め30年近く大手国際会計事務所のパートナーを務めた。現在は中国・深圳の会計事務所の顧問などを務めている。オーストラリア勅許会計士。 英国建設大手で、特に国内外の公共工事に強くロンドン証券取引所に上場していたカリリオンの経営破綻(はたん)が英国経済界に波紋を投げかけています。カリリオンは100年以上続いた長寿企業であるターマック社(建設資材のTarmac Group)から1999年に分離されたもので、学校や病院、鉄道などの公共建設工事だけでなく病院などの公共施設での食事や清掃サービス、防衛要員に対する住宅賃貸など多角的な事業を営み、従業員総数は4万人を超える英国の主要な企業の一つでした。今回の破綻については大きな懸念を生んでおり、私なりのコメントを記したいと思います。 ◆破綻に至る経緯 同社は今年1月、約7億ポ