萩原朔太郎賞の佐々木さん「青春時代から敬愛」 : 群馬 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

優れた現代詩集に贈られる第２０回萩原朔太郎賞（前橋市など主催）の選考が３日行われ、詩人の佐々木幹郎(みきろう)さん（６４）（東京都大田区）の「明日(あした)」（発行・思潮社）の受賞が決まった。 受賞の知らせを、県内の浅間山の山小屋で聞いたという佐々木さんは「青春時代から敬愛していた萩原朔太郎の名を冠した賞をいただけるのは、ありがたいことです」などと、喜びのコメントを寄せた。 ２１編を収録する受賞作「明日」は、親族の死やモンゴル、ネパールなどへの海外旅行、東日本大震災などを題材にしている。山本龍市長とともに同日、市役所で記者会見した５人の選考委員は受賞作について、「平凡な日常を優しい視線で包み込む作品となっていて、自然体の言葉に誰もが共感が持てる。震災によって壊された生活があっても、明日への希望が見いだせる」などと評価し、全員一致で選出したことを説明した。 佐々木さんは奈良県生まれで、同志社

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