『ぱらいそ（書籍扱いコミックス）』(今日マチ子)の感想(5レビュー) - ブクログ

白と黒のコントラストの凄まじさ。 たぶんずっと戦時下の長崎という舞台で描くこともできたはずなのに、原爆投下を境に、あえて「現在と地続き」として描く。 リアリティラインを少しずらすというよりは「浮かせる」。 ここがこの作者の批評性の高さでもあり弱点でもあり、つまりは作家性。 数年おいて読み直して、きっとはじめて落ち着いて評価できるようになるのだろう。

[booklogjp]

今日マチ子さんの少女×戦争×ファンタジーシリーズ三部作完結編『ぱらいそ』が本日発売です。