『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (戦後再発見」双書2)』(前泊博盛)の感想(60レビュー) - ブクログ

薄々は感じていたさ。日本はアメリカの属国じゃないのかって。 属国どころじゃなかったよ。敗戦後のGHQによる占領期と なんら変わってないんだよな。 今はGHQじゃなくて、「在日米軍」って呼び方が変わっているだけ。 本書は「高校生でも分かる」をコンセプトに企画されたシリーズ もの第2弾。テーマは「日米地位協定」である。 先日、姪に「なんでアメリカの軍隊が日本にいるのか」と聞かれて 日米安保条約と日米地位協定を説明しようとした。ところが、自分 の頭の中でこのふたつがごっちゃになっていることに気付いて 勉強し直した。 Q&A方式で一見分かりにくい日米地位協定について実例を引き ながら詳細に解説している。 日本のどんな国内法より、日本国憲法よりも上位に位置している この協定がある限り、日本は「独立国家」なんて言えたもんじゃない。 在日米軍の人数がどれくらいか日本政府が把握していないのは 勿論、米軍基

[ahataiken]

ああ、こんなこと知りたくなかったよ。でも、知ってすっきりした。日本は「不思議の国」でもなんでもないよ。わけを知っている人にしてみれば。