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書評を楽しくするには - 森 まゆみによるコラム | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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書評を楽しくするには - 森 まゆみによるコラム | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
新聞の書評が面白くない、という声をしばしば聞く。つい先頃まで書評を書いていた私自身も、感じないこ... 新聞の書評が面白くない、という声をしばしば聞く。つい先頃まで書評を書いていた私自身も、感じないことではなかった(ALL REVIEWS事務局注:本コラム執筆時期は1993年頃)。これは読んでみよう、買ってみようという気になる本が一冊もないことすらある。なぜだろう。書く側、読む側双方から考えてみたい。 第一に、よくいわれることだが、文章量の問題。新聞書評は圧倒的に分量が少ない。『毎日新聞』が二千字と千四百字の書評、四百字の短評の三段階になって、それ以前よりずっと書きやすくなった。ほかの新聞はいまも八百字~千字が多いだろう。となると、梗概に終わる。単刀直入に切り出して、内容を並列し、最後に一言くさす、またはほめる、とパターン化されやすい。千四百字あると、冒頭にちょっとエッセイ風の導入、たとえば本との出会い方、その著者の他の仕事についても書けるし、類書との比較をする余裕も出る。本当に書評を読みた

