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『貿易戦争の政治経済学』(白水社) - 著者:ダニ・ロドリック 翻訳:岩本 正明 - ダニ・ロドリックによる自著解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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『貿易戦争の政治経済学』(白水社) - 著者:ダニ・ロドリック 翻訳:岩本 正明 - ダニ・ロドリックによる自著解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
自由主義と重商主義の攻防 グローバル経済の行く末は、ますます不透明になってきた。ブレグジットやトラ... 自由主義と重商主義の攻防 グローバル経済の行く末は、ますます不透明になってきた。ブレグジットやトランプ大統領の誕生で、米国と欧州は傷ついた巨人としてもがき苦しんでいる。低成長に喘… 自由主義と重商主義の攻防 グローバル経済の行く末は、ますます不透明になってきた。ブレグジットやトランプ大統領の誕生で、米国と欧州は傷ついた巨人としてもがき苦しんでいる。低成長に喘ぐとともに、格差の拡大で社会の足場が大きく腐食されているのだ。 本書の著者、ダニ・ロドリックは『グローバリゼーション・パラドクス』でこうした展開を正確に予測していた。本書は、『グローバリゼーション・パラドクス』以後の世界を展望した最新刊である。 本書によると、米英を中心とした自由主義陣営と中国を中心とした重商主義陣営が相互に共存できる時代がここ数年で終焉したという。先進国においても雇用や輸出が重視され、米国が重商主義に改宗しようとしてい